化粧水を冷蔵庫で保存すると長持ちするし、夏は冷たいから使用感がさらに良くなるという話を聞いたことがある方も多いはずです。
でも一方では「化粧水の冷蔵庫での保存はNG」なんて噂もあります。
いったいどっちなの??化粧水ってどうやって保管するのがいちばんいいの?
そんな疑問を解決するために、化粧水の冷蔵庫での保存がNGな理由や正しい保管方法などを紹介します。今後の化粧水の取り扱いの参考になさってくださいね。
化粧水を冷蔵庫で保存するのがNGの理由
化粧水を冷蔵庫で保存するのがダメな理由は以下の3つです。
1. 性質が変わってしまう
冷蔵庫に入れると化粧水は冷えます。
使用するときに冷蔵庫から出すと常温に戻って、また冷蔵庫で急激に冷やされる・・・
急な温度変化によって、結晶が発生したりするなど、製品そのものの安定性が損なわれる恐れがあります。
2. お肌の負担となり傷つけることがある
化粧水を冷やすと、成分が結晶化することがあります。
この結晶化したままの状態でお肌につけると、肌に負担となったり傷つけてしまう可能性があります。
3. 浸透力が低下する
化粧水を冷蔵庫で冷やしてしまうと、浸透力が低下します。
よく、化粧水を手のひらにだしてから両手で少し温めるようにしてお肌につけるとよい・・といいますよね。
少し温める方が浸透力がよくなります。温める方がいいといっても、電子レンジなどで温めるのはNGです。
化粧水を冷やすと毛穴ケアに効果があるというのは嘘
「冷蔵庫で冷やした化粧水を使うと毛穴引き締め効果がある!」なんてことを聞いたことがありますよね。
確かに冷たい化粧水が肌に触れることで一瞬毛穴が引き締まりますが、化粧水そのものに毛穴引き締め効果のある成分が入っていないと、そういった効果を得ることはできません。
収れんタイプのものや、毛穴引き締め効果のある成分が含まれている化粧水なら、冷蔵庫で冷やさなくても、常温の状態で使用していただくことで十分にその効果を実感することができます。
化粧水の正しい保管方法
化粧水は、上記をを避けて保管するようにしましょう。
スキンケアはお風呂上りにする方が多いので、脱衣所やお風呂場に近い洗面所に保管している方も多いと思います。
お風呂場近くは、どうしても夏場は高温多湿になりやすいので、その時期だけ冷房を使用する部屋で保管することをおすすめします。
また当然のことですが、化粧水のキャップはしっかりと閉めて保管するようにしてください。
保管の仕方は製品によって異なることもありますので、必ず購入したら保管方法をチェックしておくようにしましょう。
その際に使用期限も確認しておくことをおすすめします。ただ使用期限が記載されていない商品も多くあります。
目安としては、開封前(未開封)なら3年、開封済みの場合は3ヶ月~1年くらいで使い切ってしまうようにしましょう。
夏場でも冷やさなくても大丈夫?
ほとんどの化粧水は「常温保存」でOKです。
夏はお部屋の温度も上がるので気になる方も多いと思いますが、35℃より少し高いくらいなら大丈夫です。
夏ですから冷たい化粧水を肌につけると気持ちいいと思います。ですが、やはり冷蔵庫からの出し入れによって化粧水そのものの温度も変化し、品質が変わってしまう恐れがあります。
特に指定がない限り常温で保存するようにしましょう。
韓国では化粧水を冷蔵庫で保存が当り前
韓国では化粧水を冷蔵庫で保存するというのは一般的なことです。
ですがここでいう「冷蔵庫」というのは、日本でも使用している冷蔵庫ではなく「コスメ専用の冷蔵庫」のことです。
一般的な冷蔵庫と温度が違い、食品用は3?5度くらいですが、コスメ専用のものでは10度位になっています。
10度位の温度なら、化粧水を結晶化させることもなく保存することができます。
実は韓国では、お肌を温めるという行為は老化につながると考えられています。このことから、化粧水も適度な温度が保てるコスメ専用冷蔵庫の使用が一般的となっているのです。
最近は日本でもネットで購入する方が増えています。残念ながらまだ一般の電化製品販売店では取り扱われていません。
気になる方は楽天やAmazonで販売されていますので、一度チェックしてみてくださいね。
化粧水は基本冷蔵庫での保存はダメ
化粧水を冷蔵庫で保存すると・・・
- 品質が変わってしまう
- 肌に負担をかけたり傷つけてしまう
- 浸透力が低下する
といったことになってしまいます。
以上のことから、化粧水の冷蔵庫での保存はNGとされているのです。
化粧水は、直射日光や高温多湿、温度変化の激しい場所を避けて、使用後はしっかりとキャップを閉めて保管するようにしましょう。
韓国では、肌を温めるのは老化につながるということから、化粧水を冷蔵庫で保管するのが一般的で「コスメ専用冷蔵庫」を使用して保管しています。
お肌に直接つけるものなので、正しい保管方法で保管するようにしてくださいね。